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令和7年度 東川口病院 病院指標

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 5 32 41 41 75 131 140 318 542 246
令和7年度の対象期間(R7.6.1~R8.5.31)における退院患者数は1,571名でした。年齢別では、70代が318名、80代が542名と特に多く、90代も246名となっており、70歳以上の患者が全体の約7割を占めています。急性期一般病棟、障害者病棟、回復期病棟を有し、ケアミックス医療を行っていることから、幅広い年齢層の患者を受け入れています。特に高齢者の入院・退院が多く、今後も高齢患者の多様なニーズに対応した医療・ケアの提供が重要となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 59 25.1 16.1 5.08 85.05
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 43 2.02 2.56 0 66.44
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 35 43.51 20.49 8.57 85.77
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 28 29.32 13.42 7.14 86.32
100380xxxxxxxx 体液量減少症 23 33.09 9.56 8.7 80
内科では、高齢患者を中心とした市中肺炎や誤嚥性肺炎、腎臓又は尿路の感染症、体液量減少症などの入院患者を多く受け入れました。特に市中肺炎では、75歳以上の患者が59名と最も多く、地域の高齢患者に対する急性期の入院医療に取り組んでいます。
また、小腸・大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)については43名の入院があり、平均在院日数は2.02日と、内視鏡検査・治療を短期間で実施できる体制を整えていました。令和8年度は、診療体制の変更に伴い、内視鏡検査・治療の実施体制が変更となっており、これまでと比較して小腸・大腸の良性疾患等の受入れ状況に変化が生じることが見込まれます。
今後も、地域の高齢患者に多くみられる肺炎や感染症等の受入れを継続するとともに、早期の検査・治療による適切な入院医療の提供に努めてまいります。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 24 11 5.12 0 83.25
050130xx9900x0 心不全 15 19.27 17.31 0 75.8
050130xx97000x 心不全 - - 21.39 - -
130090xx97x0xx 貧血(その他) - - 9.76 - -
050130xx9902xx 心不全 - - 23.6 - -
循環器科では、閉塞性動脈疾患と心不全の患者が中心となっています。令和7年度は、閉塞性動脈疾患の入院患者が24人、心不全の入院患者が21人となり、循環器疾患に対する診療を多く行いました。
閉塞性動脈疾患では、主に下肢の閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療を行っています。閉塞性動脈硬化症は、動脈にコレステロールなどが沈着して血管が狭くなり、血流が悪化する疾患です。進行すると、足の冷えやしびれ、歩行時の痛みなどの症状が現れ、重症化すると治療が必要となる場合があります。
また、心不全については、患者さんの状態に応じた治療を行い、症状の改善と再発予防に努めています。
手足のしびれ、痛み、冷え、歩行時の痛みなどの症状がある方や、息切れ、むくみなど心不全が疑われる症状がある方は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 191 49.21 24.75 9.95 84.07
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 32 34.66 18.99 15.62 84.63
160760xx01xxxx 前腕の骨折 28 10.75 5.86 0 64.82
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 21 15.57 12.51 0 33.1
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 17 28.94 13.89 5.88 69.82
当院の整形外科では、高齢者に多い「股関節・大腿近位の骨折」の患者さんが最も多く、191人と全体の中でも特に多くを占めています。
股関節・大腿近位の骨折は、転倒や骨粗しょう症などが主な原因となり、平均年齢は84歳を超えています。また、「胸椎、腰椎以下の骨折損傷」についても平均年齢が84歳を超えており、高齢の患者さんに対する治療が多いことが特徴です。
当院では、MRIやCTなどの画像検査を適切に行い、骨折の状態を正確に把握したうえで、手術などの外科的治療が必要な症例については、できるだけ早期に治療を開始しています。
また、治療後は早期からリハビリテーションに取り組み、患者さんが一日も早く日常生活を取り戻し、安心して在宅生活へ復帰できるよう、多職種で連携した診療を行っています。
リハビリテーション科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 12 56.33 18.99 0 78.67
160800xx99xxx1 股関節・大腿近位の骨折 - - 22.22 - -
010060xx99x20x 脳梗塞 - - 16.6 - -
070320xx99xxxx 筋拘縮・萎縮(その他) - - 24.46 - -
070343xx99x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 - - 13.11 - -
令和7年度のリハビリテーション科では、胸椎・腰椎以下の骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)の患者が12名で、平均年齢は78.67歳でした。自院での平均在院日数は56.33日であり、主に高齢の骨折患者に対して、身体機能の回復や日常生活動作の改善を目的としたリハビリテーションを実施しました。転院率は0%であり、患者の状態や生活背景を踏まえながら、可能な限り院内で継続したリハビリテーションを行い、在宅復帰・社会生活への再移行を支援しています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 12 11.58 13 0 69.58
050180xx01xxxx 静脈・リンパ管疾患 - - 13.63 - -
080110xxxxx0xx 水疱症 - - 28.95 - -
080250xx99x0xx 褥瘡潰瘍 - - 24.34 - -
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 9.44 - -
皮膚科では、蜂窩織炎や丹毒、褥瘡の二次感染、重症下肢虚血に伴う皮膚・軟部組織の障害など、皮膚感染症や創傷を有する患者を多く受け入れています。
整形外科や内科などの他診療科と連携し、局所の皮膚病変だけでなく、基礎疾患や全身状態にも配慮しながら、患者さんの状態に応じた適切な治療と全身管理を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 38 2 2.45 0 69.16
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 - - 6.79 - -
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 - - 3.54 - -
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 - - 9.51 - -
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 - - 7.14 - -
泌尿器科では、前立腺癌の確定診断を目的とした経会陰前立腺生検を多く行っています。通常、検査当日の午前中に入院し、午後に検査を実施、翌日の午前中に退院する短期間の入院となっています。
また、悪性腫瘍では膀胱腫瘍による入院も多く、手術や治療のため、9日間程度の入院となることが多いです。
腎臓・尿路の感染症については、高齢の患者さんが多く、入院中に新たな疾患が判明したり、退院先の調整が必要となったりする場合があるため、入院期間が長期化する傾向があります。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 38 3.39 4.56 0 67.37
060335xx0200xx 胆嚢炎等 - - 7.05 - -
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) - - 6 - -
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 - - 9.07 - -
060150xx02xxxx 虫垂炎 - - 9.42 - -
鼠径ヘルニア、胆嚢疾患(胆石、胆嚢ポリープなど)、虫垂炎の手術治療ではクリニカルパスを活用し、治療の流れや内容を分かりやすくご説明しています。患者さんに治療内容を十分にご理解いただき、安心して手術から退院まで過ごしていただけるよう努めています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 7
大腸癌 - - - - - - 1 7
乳癌 - - - - - - 1 7
肺癌 - - - - - - 1 7
肝癌 - - - - - - 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では手術や薬物療法によるがん治療を行っております。今年度は胃がんStage Ⅰが最も多くなっています。今後も、患者さんの病状に応じた適切な診断・治療に努めてまいります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 11 9.09 46.55
中等症 70 38.73 81.77
重症 10 30.1 84.7
超重症 - - -
不明 - - -
令和7年度の成人市中肺炎の重症度別患者数は、中等症の患者さんが最も多く、引き続き高齢の患者さんでは重症度が高くなる傾向がみられます。また、重症度が高くなるほど平均在院日数も長くなる傾向があり、肺炎の重症化が入院期間の長期化につながっていると考えられます。
高齢の患者さんや基礎疾患・合併症を有する患者さんは重症化のリスクが高いため、患者さんの状態に応じた適切な抗菌薬治療や酸素投与などの支持療法を行うことが重要です。また、入院期間の長期化に伴う廃用症候群や筋力低下を防止するため、全身状態を確認しながら早期から理学療法を導入し、ADLの維持・向上に努めています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 14 30.57 78.5 3.45
その他 15 97.53 77.4 6.9
令和7年度は、脳梗塞で入院された患者さんが29名で、そのうち発症3日以内に入院された患者さんは14名でした。発症早期の患者さんに対しては、迅速な急性期治療を行うとともに、早期リハビリテーションを積極的に導入し、日常生活動作(ADL)の改善や生活の質(QOL)の向上を目指しています。
発症3日以内に入院された患者さんの平均在院日数は約31日、平均年齢は78.5歳でした。一方、発症から3日を超えて入院された患者さんは15名で、平均在院日数は約98日、平均年齢は77.4歳でした。
急性期治療を終えた患者さんについては、状態に応じて回復期リハビリテーションにつなげるなど、継続的なリハビリテーションと在宅復帰に向けた支援を行っています。今後も、発症早期からの治療とリハビリテーションを一体的に進め、患者さんの早期回復と円滑な在宅復帰を目指していきます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 39 1.18 2.56 0 66.62
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 16 3.38 24.44 0 84.31
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 10 0.4 5.8 0 71.8
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) - - - - -
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -
内科では、主に内視鏡を用いた低侵襲な治療を中心に実施しています。令和7年度は「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」が39件と最も多く、内科における主要な治療手技となりました。平均術前日数は1.18日、平均術後日数は2.56日で、短期入院による効率的な治療を行っています。
また、「内視鏡的胆道ステント留置術」は16件、「内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜)」は10件実施しており、消化器疾患に対する内視鏡治療を幅広く行っています。特に内視鏡的胆道ステント留置術では平均年齢が84.31歳と高く、高齢患者に対する治療にも対応しています。
当科では、クリニカルパスを活用し、患者の状態に応じた適切な入院期間の設定と早期退院を目指しています。一方で、高齢患者や全身管理を必要とする症例にも対応し、安全性を重視した診療を行っています。
総じて、内視鏡による早期発見・低侵襲治療を基本とし、短期入院での効率的な治療から高齢者の胆道疾患などの症例まで幅広く対応することで、地域の消化器診療に貢献しています。
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 27 3.74 12.11 0 83.37
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
当院循環器科では、下肢閉塞性動脈硬化症などに対するカテーテル治療(四肢の血管拡張術・血栓除去術)が主な手術となっており、2025年度は27件実施しました。患者の平均年齢は83.37歳と高く、高齢患者に対する循環器疾患の治療に対応しています。
平均術前日数は3.74日、平均術後日数は12.11日、転院率は0%であり、入院から治療、退院までの一連の診療を院内で完結できる体制が整っています。また、ペースメーカー移植術やペースメーカー交換術などにも対応しており、高齢化に伴い増加する循環器疾患に対して、患者の状態に応じた適切な治療を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 142 3.49 44.72 8.45 81.64
K0811 人工骨頭挿入術(股) 88 3.9 50.47 7.95 84.58
K0462 骨折観血的手術(下腿) 59 3.95 14.41 3.39 59.66
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 23 1.78 6.17 0 49.26
K0821 人工関節置換術(膝) 21 4.29 40.62 9.52 68.81
当院の整形外科では、特に大腿骨の骨折や股関節の手術を多く行っています。中でも、大腿骨の骨折観血的手術が142件、股関節の人工骨頭挿入術が88件と多くなっています。また、下腿の骨折に対する手術も59件行っています。
当院では、手術後のリハビリテーションを院内で継続して行う体制が整っており、手術後もしばらく入院してリハビリテーションを受けられる方が多いため、入院期間は長めとなっています。手術を受ける方は高齢者が多く、安全に手術を受け、安心してリハビリテーションに取り組めるよう、入院中の治療とリハビリテーションを一体的に行う体制づくりに努めています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 35 0 2.63 0 66.77
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 11 0.18 4.09 9.09 53.55
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K6335 鼠径ヘルニア手術 - - - - -
消化器外科は鼠径ヘルニア手術や胆嚢摘出術の予約入院が多く、入院日もしくは翌日に手術を行うことが多いです。
今年度は、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)が最も多い手術です。
クリニカルパスを用いた手術を行っており、1泊2日、もしくは2泊3日の日程で治療を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
内科では高齢で併存疾患を持った患者さまが多く入院されています。
様々な感染症等に罹患し、血液中に病原菌が侵入し敗血症となり播種性血管内凝固症候群が
引き起こされることがあります。治療は診療ガイドラインに則り適切に行なっております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
292 231 79.11
当院では、当院で手術を受けるすべての患者さんに対し、血栓発生リスクのスクリーニングを行っています。リスクレベルが「中」以上の患者さんに対し、手術前から予防策を実施しています。令和7年度、血栓発生リスクが「中」以上と判定された手術患者292名のうち、231名(79.11%)に予防策を実施しました。今後も、予防対策の実施率をさらに高め、安全で安心な周術期医療を提供できるよう努めてまいります。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
404 363 89.85
当院の血液培養2セット実施率は 89.85% であり、血液培養オーダー404日中、363日で1日に2件以上の血液培養が実施されました。血液培養は感染症の起因菌を特定するうえで重要な検査であり、2セット採取することで検出感度の向上が期待され、適切な起因菌の同定につながります。これにより、患者さんの病態に応じた適切な抗菌薬の選択が可能となり、治療効果の向上や不必要な広域抗菌薬の使用抑制、さらには薬剤耐性菌の発生抑制にも寄与します。
今後も感染症診療の質を高めるため、血液培養は原則として2セット採取することを標準とし、実施率90%以上を目標に、さらなる維持・向上に努めてまいります。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
151 112 74.17
当院では、広域スペクトル抗菌薬を使用する際に、原因となる細菌を特定するための 培養検査 を行うことを重要視しています。
今回の集計では、広域スペクトル抗菌薬が処方された151人の患者さん のうち、112人(約74%) に投与前に培養検査が実施されていました。
広域抗菌薬は耐性菌の出現リスクが高いため、投与前に細菌を確認することは、安全で効果的な治療のために欠かせません。国際的にも、抗菌薬を使う前に培養検査を行うことが推奨されており、当院でも一定の取り組みがなされていることを示しています。今後はさらに徹底して検査を行うことで、より適切な抗菌薬選択や耐性菌対策につなげていきます。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
48224 121 0.25
当院では、入院患者の安全管理に力を入れています。
今回の集計では、退院された患者さんの在院日数の合計が 48,224日 で、その間に 121件 の転倒・転落事故が発生しました。
これをもとに計算すると、転倒・転落の発生率は 0.25‰(千分の0.25) となります。
転倒後には多職種でカンファレンス実施し、転倒の原因を探り、再転倒予防に努めています。
患者さんが安全に入院生活を送れるよう、スタッフ一同、日々注意を払っています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
48224 3 0.01
当院では、入院後に退院された患者さんのうち「転倒・転落」による比較的重い影響(※)が確認された件数は3件でした。
これは全体の患者さん数からみると約0.01%(1万件あたり1件程度)の発生率にあたります。
※ここでいう「比較的重い影響」とは、医療安全の基準で「レベル3b以上」とされるもので、例えば骨折や長期間の治療を要するけがなど、
患者さんの回復に影響が及ぶ可能性がある事例を指します。
当院では今後も、転倒のリスクが高い方への見守り強化、ベッド周辺環境の安全点検、スタッフ教育の継続
などを通じて、こうした事例をさらに減らす取り組みを続けてまいります。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
506 506 100
この病院では、全身麻酔を伴う手術506件すべてで、感染を予防するための抗菌薬(抗生物質)が使われています。さらに、手術開始前1時間以内に抗菌薬が投与された手術も同じく506件で、投与率は 100% です。
つまり、この病院では全身麻酔手術のすべてで、手術直前に適切なタイミングで感染予防の薬が使われており、手術中の感染リスクを下げるための対策が徹底されていることがわかります。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
48218 91 0.2
この病院では、一定期間に退院した患者さんの入院日数の合計は48,218日でした。
そのうち、d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡(じょくそう、いわゆる「床ずれ」)が発生した患者さんは91名でした。
これを発生率に換算すると0.2%となり、入院中にd2以上の褥瘡が発生した患者さんは、1,000人あたり約2人という低い割合でした。
今後も、患者さんの状態に応じた適切な体位変換や皮膚の観察、栄養管理などを行い、褥瘡の予防と発生率の低減に努めてまいります。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
1166 1154 98.97
当院では65歳以上の患者さんに対し、48時間以内の早期に栄養アセスメントを実施した割合は98.97%と非常に高い水準で実施しています。
入院後は直接、管理栄養士がベッドサイドに訪問し、アレルギーや今までの食事摂取状況、栄養状態に加え、口腔内の状態もアセスメントし多職種と共有をしています。その後、国際的に使用されているGLIM基準による栄養診断を行い、リスクがある方には迅速に対応し、重症化防止を目指しています。今後も早期介入を心がけ、入院日数の短縮、生活の質の向上など患者さんの健康回復に栄養面から寄与して参ります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
48224 9277 19.24
当院では、身体的拘束を最小化するためのに、病院一丸となって最小化チームを筆頭にとり組んでいます。
しかし、患者さんの安全を守るために、やむを得ず身体を一時的に固定する「身体的拘束」を行なうことがあります。
そのようなときには多職種で1日でも早く拘束を解除するための毎日話し合いをし、取り組んでいます。
更新履歴

2026/09/15 初版作成