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回復期の流れ

院長よりご挨拶

当院は1979年に創設以来、40年以上にわたり、この地域に根ざした医療を提供して参りました。2012年には電子カルテやオーダリングシステムを導入、2014年には回復期リハビリテーション病棟を開設。2019年には増築棟を建設し、入院の透析センターと飲み込み相談窓口(摂食嚥下センター)開設、訪問診療部門開設、また骨粗鬆症外来の拡充を行いました。2020年以降には内視鏡センター開設、外来透析センター開設、健診センター開設、増築棟の病棟としての拡充、事務棟の完成を予定しています。

これからも救急の対応から一般診療、リハビリテーションをはじめとした一連の医療サービス提供、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問診療、居宅介護支援事業所のほか、地域の医療介護施設とともに、患者さんが安心して治療に専念できるようにトータルサポートできる体制を整えていきたいと思っています。

設立以来の理念である「みなさんに愛し愛される病院となること」を願いつつ、地域に貢献できるよう日々の診療に邁進致します。今後とも東川口病院をよろしくお願い申し上げます。

院長 田辺知宏

回復期リハビリテーションとは

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患または骨折などの病気で急性期を脱しても、まだ医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さんに対して、多角的な評価を実施し、個別のリハビリテーションプログラムを計画しています。そのプランに則り医師、看護師、ケアワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士等が共同で集中的なリハビリテーションを提供できるように連携を図り、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻って頂くことを目的としております。

また、当院回復期病棟では人工透析をされている方の受け入れや摂食嚥下に対する介入、骨粗鬆症に対する啓発・治療サポートも実施しており退院後の再骨折の予防に対しても関わっております。

在宅復帰率は回復期病棟立ち上げ当初から80%以上を維持しており、他職種共同で患者さんの在宅復帰をサポートさせて頂いております。

病棟基準

当院は国が定める入院料1~6のうち、入院料1を満たしております。
また当院では充実したリハビリの提供を目指しております。

施設基準

手厚いリハビリ体制

回復期リハビリテーション病棟入院料1

365日リハ実施

集中的なリハビリ実施

365days

在宅復帰率

80%以上(2023年)

在宅復帰率70%以上で施設基準1

回復期リハビリテーション

対象疾患

  • 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍など
  • 外科系手術または肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後
  • 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または二肢以上の多発骨折の発症または術後
  • 大腿骨、骨盤、脊椎股関節もしくは膝関節の神経、筋または靭帯損傷
  • 股関節または、膝関節の置換術後の状態
  • 上記疾患を踏まえ、自宅退院及び集中的なリハビリが可能な患者様

病棟での生活・リハビリテーションの様子

6:00
 起床

8:00
 朝食

8:30
 整容・着替え

9:00〜12:00
 リハビリ・入浴

12:00
 昼食

13:00〜17:00
 リハビリ・入浴

14:00
 検温

18:00
 夕食

19:00
 検温

21:00
 消灯

回復期リハビリテーション
回復期リハビリテーション
回復期リハビリテーション
回復期リハビリテーション

当院の取り組み

◎訪問リハビリテーション

入院中はリハビリを毎日集中的に行いますが、退院するとリハビリを実施する機会が少なくなることで、活動量が減る可能性が考えられます。そこで、当院では退院後サポートとして、訪問リハビリを導入しております。実際の環境での動作練習・確認や環境調整など、ご自宅での生活もサポートしていきます

◎透析リハビリテーション

2019年8月より透析を実施しています。
透析開始に伴い、透析している方へのリハビリを開始しました。透析日にはベッド上で可能な関節可動域訓練や運動を実施し、透析日以外は動いて行えるリハビリを行っています。

◎リエゾンサービス

入院中の脆弱性骨折患者様を特定し、二次的な骨折リスクを評価していきます。
主治医の判断の下、骨粗鬆症外来で退院後もフォローを続けられる体制をすすめています。

◎透摂食嚥下プロジェクト

患者さんの入院中のお口の状態を健康に保つことで、退院後の生活がより良いものになることを願って、川口歯科医師会の歯科医師・歯科衛生士による口腔アセスメントを行っています。歯科医師・歯科衛生士が患者さんの口腔アセスメントをとり、口腔の状況、問題点を把握し口腔ケアの援助をすることで、入院期間の短縮、退院後の治療、ケアへのスムーズな移行をお手伝いします。

◎家屋調査

家屋調査は、退院後に患者様が自宅で不安なく生活ができるように、入院中に患者様とスタッフ(理学療法士・作業療法士・介護支援専門員・福祉用具業者など)が自宅へ伺い、家屋の状況を調査いたします。

調査結果と現状の能力をもとに、退院に必要なリハビリの提供を行ないます。また必要に応じて介護支援専門員や福祉用具業者と連携し、住宅環境の整備を提案させていただきます。