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令和元年度 東川口病院 病院指標

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1 22 64 82 103 159 171 369 552 237
2019年度の当院のDPC対象退院患者数は、1760名です。(月平均146.7名)
当院は、一般病棟、障害者病棟、回復期病棟がある病院で、急性期から在宅までの医療を行っています。
幅広い年齢層の患者さんが入院されていますが、平均が71.4歳であり、最も多い層が80代です。
昨年度に比べて70歳以上の高齢者が増加傾向にあります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 69 38.61 20.84 17.39 86.06
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 45 24.18 12.58 0 81.91
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 43 2.86 2.63 0 63.28
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 41 6.02 5.39 0 47.15
050130xx99000x 心不全 28 31.36 17.71 7.14 86.11
当院の急性期医療は、内科、整形外科、消化器外科を3本柱として、積極的に診察をしております。
内科は前年度よりもポリープ切除の患者さんを多く受け入れており、消化器外科との協力体制のもと治療を行っています。
また、疾患構成は前年度と同様に「誤嚥性肺炎」「腎臓または尿路感染症」「ウイルス性腸炎」等の治療目的で入院された患者様が多くなっています。特に慢性呼吸器疾患をお持ちの患者様は、繰り返しご入院されてる方もいます。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 151 53.03 25.94 7.95 81.68
160800xx99xx0x 股関節・大腿近位の骨折 99 18.72 14.43 65.66 82.53
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 58 44.26 19.40 10.34 79.69
071030xx99xxxx その他の筋骨格系・結合組織の疾患 28 21.32 9.65 3.57 54.36
160820xx99xxxx 膝関節周辺の骨折・脱臼 21 35.57 18.71 23.81 78.14
当院は、整形外科疾患を積極的に受け入れる為、夜間、休日、祝日等でも専門医がいる状態を多くし、救急車を積極的に受け入れるように努めています。特に大腿骨骨折の患者様を多く受け入れており、当院で手術をご希望される方はクリニカルパスを利用した標準的な治療を行い、手術~術後のリハビリまで計画的に治療を行います。入院時に重度の依存症をお持ちの患者さまは適切な医療を受けられる病院へ転院できるよにお手伝いしています。
また、他院より術後のリハビリ目的で当院へ転院される方も多くいます。退院後は、患者さまの生活の質(QOL)の向上を目指すために外来リハビリ、訪問リハビリ等を積極的に行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 10 4.2 5.45 0 37.4
030400xx99xxxx 前庭機能障害 5.01
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 2.03
030270xxxxxxxx 上気道炎 4.94
030425xx99xxxx 聴覚の障害(その他) 8.18
扁桃炎による入院が最も多く、平均4.2日程の入院治療で改善しています。また、当院は耳鼻科で睡眠時無呼吸症候群の検査入院を行ています。自宅で簡易検査後に後日、1泊2日の検査入院(夕方入院後、翌朝退院)を行っています。今後は、内科で睡眠時無呼吸症候群外来を行っています。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 27 2.22 2.63 0 61
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 21 3.71 4.85 0 67.86
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 10 9.2 8.89 10 78.9
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 15.02
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 5.39
大腸の疾患に対して内視鏡や腹腔鏡下を用いた手術を行っております。ポリープ切除術や鼠経ヘルニアの治療にはクリニカルパスを用いた標準的な医療を実践し、患者さんに治療内容を十分にご理解いただき、安心して治療を受けられるようにしています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 1 7
大腸癌 11 2 7
乳癌 1 7
肺癌 1 7
肝癌 2 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は、大腸癌の患者さんを多く受け入れており、手術で病巣を取り除く治療や抗がん剤による治療等を行います。件数は初発の大腸癌のStageⅢの患者さんが最も多く、再発は大腸癌が11件となります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 16 10.63 49.31
中等症 96 19.56 77.5
重症
超重症
不明
成人市中肺炎の重症度別患者数は、中等症が最も多く成人市中肺炎の患者数のうち約79%を占めています。昨年と比べ、軽症の患者さんが増加し、中等症、重症が減少しています。
肺炎の重症度が高いほど平均年齢が高く、平均在院日数が長い傾向があります。
但し、超重症の患者さんは死亡症例が発生する為、在院日数が短くなっています。
高齢で合併症を有する肺炎は、重症化の危険性が高く、適切な抗生剤の使用や酸素投与などの支援療法が大切となります。
また、長期入院に伴う廃用性の筋力低下を防ぐ為、早期の理学療法導入を心掛けています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 35 64.69 79.29 14.29
その他 14 87.86 76.71 4.08
今年度は、「発症3日以内」の入院患者数が多く、昨年の約2.3倍の35名が入院されました。
入院経路は、ご自宅からの入院が約63%、施設からの入院が約20%、他院からの転院約16%であり、急性期の治療後、QOL(生活の質)向上の為のリハビリを行っています。
また、他院から転院される患者さんは、約75%の方が回復期リハビリテーション病棟へ入棟し、リハビリを集中的に行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 52 1.52 1.63 0 64.77
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
K654 内視鏡的消化管止血術
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)
K6534 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(その他)
内科は、主に内視鏡を用いた手術を行っています。今年度は「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」を52名施行しまた。
年々件数が増えており、クリニカルパスを用いた計画的な治療を行います。入院日数は、患者さんの状態にあわせて1泊2日もしくは2泊3日の日程で手術を行います。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 98 6.48 50.33 5.1 81.28
K0811 人工骨頭挿入術(股) 77 7.27 54.71 9.09 81.32
K0462 骨折観血的手術(前腕) 20 6.45 31.45 0 48.8
K0484 骨内異物(挿入物を含む)除去術(足) 15 1 2.53 0 51
K0463 骨折観血的手術(膝蓋骨) 13 4.62 23.54 0 60.31
整形外科は股関節、大腿近位部骨折の疾患の受け入れが多く、骨折観血的手術(大腿)、人工骨頭挿入術(股)を中心に手術を施行しています。
当院はケアミックス病院である為、手術後に回復期リハビリテーション病棟等に転棟しリハビリを集中的に行っており術後の在院日数が長めになっています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 29 0.69 1.41 0 62.79
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 19 0.05 2.42 0 65.32
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 12 9.67 12.67 0 73.5
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上)
消化器外科は、ポリープ切除術や鼠経ヘルニア手術の予約入院が多く、入院日当日、もしくは翌日に手術を行うことが多いです。
手術件数は「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」が最も多く、クリニカルパスを用いた治療を行っており、1泊2日もしくは2泊3日の日程で治療を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
当院は年々症例数及び発生率が減少傾向です。
今年度は公開できる情報はございませんが、1)年齢階級別退院患者数から分かるように入院患者さんの高齢化が進んでいます。その為、免疫力の低下や併存症から様々な感染症にかかりやすくなり、重症化すると播種性血管内凝固症候群や敗血症等の感染症にかかることもあります。
治療する際には診療ガイドラインにのっとり適切な治療を行っています。
更新履歴

2020/09/29 初版作成