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令和2年度 東川口病院 病院指標

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 27 38 52 78 127 139 326 395 202
2020年度の当院の DPC対象退院患者数は、1,384名(月平均115名)です。
2020年度は新型コロナウイルスの影響を受けて発熱を伴う入院適応症例の新規入院の受け入れが難しく、前年度と比較し入院患者が大きく減少しています。
当院は幅広い年齢層の患者さんが入院されていますが、平均年齢は、72.4歳であり、最も多い年齢層が80代です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 55 25.07 13.00 3.64 78.42
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 38 3.05 2.66 0 69.71
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 36 44.17 20.51 8.33 84.78
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 26 22.15 14.60 3.85 73.5
050130xx9900xx 心不全 20 30.25 17.23 5 89.1
内科は、新型コロナウイルスの影響により昨年度より呼吸器疾患の入院が減少傾向です。
全体の入院患者数が前年度よりも減少している中、「腎臓又は尿路の感染症」及び、「2型糖尿病」の治療目的で入院された患者様は増えています。
ポリープ切除の患者さんは前年度よりも減少傾向ですが消化器科との協力体制のもと治療を積極的に行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 146 49.77 25.09 4.79 81.65
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 48 47.27 18.81 4.17 76.25
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 29 16.14 13.96 0 36.79
160760xx97xx0x 前腕の骨折 24 13.38 5.18 0 52.58
160800xx99xxxx 股関節・大腿近位の骨折 24 19.25 15.20 75 80.58
当院は、整形外科の疾患を積極的に受け入れる為、夜間、休日、祝日当でも専門医を配置し、急患・救急搬送・紹介で手術が必要な症例を積極的に受け入れるように努めています。
今年度は昨年度と同様に大腿骨骨折の患者様さんを多く受け入れておりますが、膝専門医師が入職されたことにより膝の外傷疾患の入院も増えています。
整形外科はクリニカルパスの使用率が高く、標準的な治療を計画的に実施しております。
また、当院には回復期リハビリテーション病棟があり、他院よりリハビリ目的で転院される患者さんも多くいます。
退院後は、患者さんの生活の質(QOL)の向上を目指すために外来リハビリ、訪問リハビリ等を積極的に行っています。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 24 2.21 2.66 0 70
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 14 4.43 4.86 0 67.57
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 12 10.25 9.08 0 70.83
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 6.41
060150xx03xxxx 虫垂炎 5.44
消化器外科は、ポリープ切除や鼠経ヘルニア等の内視鏡や腹腔鏡を用いた手術を積極的に行っています。
クリニカルパスを用いた標準的な治療を行い、患者さんに治療内容を十分にご理解いただき、安心して治療を受けられるようにしています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 1 7
大腸癌 10 2 7
乳癌 1 7
肺癌 1 7
肝癌 2 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は大腸癌の症例を多く受け入れており、手術や抗がん剤等による治療を行っています。
今年度は、大腸癌のStageⅢの症例が最も多く10件となります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 41 26.51 81.07
重症 10 41.4 86.2
超重症
不明
成人市中肺炎の重症度別患者数は中等症が最も多く成人市中肺炎のうち約71.93%を占めています。
今年度は、新型コロナウイルスの影響を受け、市中肺炎による入院が昨年度より大きく減少しています。
肺炎の重症度が高いほど在院日数の長期化、平均年齢の高齢化の傾向が見られます。
但し、超重症は死亡症例が発生する為、平均在院日数は短くなっています。
高齢で合併症を有する肺炎は、重症化の危険性が高く、適切な抗生剤の使用や酸素投与などの支援療法が大切となります。
また、長期入院に伴う廃用性の筋力低下を防ぐ為、早期の理学療法導入を心掛けています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 21 68 77.52 6.06
その他 12 106 73.33 15.15
今年度は、「発症3日以内」の入院患者数が最も多く、21名が入院されました。
入院経路は、ご自宅からの入院が約67%、施設からの入院が約15%、他院からの転院約18%であり、急性期の治療後、QOL(生活の質)向上の為の早期リハビリテーションを行っています。
また、他院から転院される患者さんは、約75%の方が回復期リハビリテーション病棟へ入棟し、リハビリテーションを集中的に行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 40 2.5 2.05 0 69.3
K688 内視鏡的胆道ステント留置術
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う)
K0461 骨折観血的手術(大腿)
K654 内視鏡的消化管止血術
内科は、主に内視鏡を用いた手術を行っています。今年度は「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」を40名施行しまた。
昨年度と比較すると件数は減少傾向、クリニカルパスを用いた計画的な治療を行っています。入院日数は、患者さんの状態にあわせて1泊2日もしくは2泊3日の日程で手術を行います。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 113 3.96 48.75 5.31 80.26
K0811 人工骨頭挿入術(股) 62 4.73 49.42 3.23 81.65
K0462 骨折観血的手術(前腕) 43 6.42 26.33 0 54.49
K069-3 関節鏡下半月板縫合術 17 1.24 13.71 0 38.76
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) 14 3.07 12.21 0 49.07
整形外科は股関節、大腿近位部骨折の疾患の受け入れが多く、骨折観血的手術(大腿)、人工骨頭挿入術(股)を中心に手術を施行しています。
今年度は膝の専門医の入職により膝の手術件数が増加傾向です。
当院はケアミックス病院である為、手術後に回復期リハビリテーション病棟等に転棟しリハビリを集中的に行っており術後の在院日数が長めになっています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 24 0.5 1.75 0 69.67
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 17 1.12 5.59 0 55.88
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 12 0.42 3.25 0 67.25
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
消化器外科は、ポリープ切除術や鼠経ヘルニア手術の予約入院が多く、入院日当日、もしくは翌日に手術を行うことが多いです。
手術件数は「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)」が最も多く、クリニカルパスを用いた治療を行っており、1泊2日もしくは2泊3日の日程で治療を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
当院は年々症例数及び発生率が減少傾向です。
今年度は公開できる情報がありませんが昨年度よりも高齢化が進んでいます。高齢者になるほど免疫力の低下や併存症から様々な感染症にかかりやすくなり、重症化すると播種性血管内凝固症候群や敗血症等の感染症にかかることもあります。
治療する際には診療ガイドラインにのっとり適切な治療を行っています。
更新履歴

2021/09/01 初版作成